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コラム:時間泥棒にならないために

 

コラム~スタッフのつぶやき

2023年6月29日(金)

コラム

みなさん、こんにちは!

コラム担当のスタッフ フィジーです。

 

ものすごく時間かけて指導して、

本人も「やってみます!」って宣言して帰ったのに、

次に会ったら全然活かされてなかった…。

えぇ、なんでなのよ~

あの時間返せ~なんてことありませんか?

 

これ、完全にアセスメント不足です。

お互い時間は有限ですから、

できたら効率よく指導したいし、

結果も出したい!というのが本音ですよね。

 

じゃあ、どうしたらいいんでしょう?

まずは情報収集。

主訴を聞きつつ、自分でも客観的情報とりつつ。

これらを照らし合わせつつ、アセスメントしていきます。

アセスメントしたことが、ご本人の認識とずれていないかな?

というのも確認しながら、

今の課題を洗い出して明確にして、

お互いの共通認識とする。

ここまでが第一段階。

 

そして、この後が我々支援者の腕の見せ所。

それを解決するためにどんな手立てがあるのか。

提案していきます。

ここで忘れちゃいけないのは、

これをするのは私たち支援者ではなく、

対象者であるママや妊婦さん自身。

 

どんな生活していて、

どんな性格なのか、

ご本人はいつまでにどうなりたいのか。

この問題にかけられる時間、労力、お金はどれくらいあるのか。

などなど

 

ここをしっかり聞きこみながら、

こんなのはどう?って提示していって、

「これならやれそう」「やってみたい」となったら、

実際に取り組んでもらう。

次回があるならば、次に会ったときにどうだったか訊いてみて、

できたこと、できなかったことを確認。

それぞれ原因理由があれば探っていくと、

次にどうしたらいいかの参考になります。

 

これ母子フィジカルサポート研究会が言っている

「一緒に考える」というスタンスです。

もしかすると解決しないかもしれないんですよね。

結果がすぐに出ない!ということも、もちろんある。

 

でも、一緒にああでもない、

こうでもないって考えてくれた。

いろいろ提案してくれた。

というのが、

ママたちが育児するときの大きな応援になると思っています。

 

結果が出ないのは、支援者も正直しんどいんですが、

ママたちが求めているのは「結果」だけじゃないんですよね。

「結果だけを追求しない」

私たちが大切にしたいことの一つです。