コラム:母子フィジ的考え方って?
2023/07/07
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コラム~スタッフのつぶやき
2023年7月7日(金)
みなさん、こんにちは。コラム担当のフィジーです!
母子フィジカルサポートの考え方は
日常の支援の場でも活かされています。
例えば、こんな場面皆さんはどう考えますか?
乳幼児健診の場に、メイクばっちばち
ネイルきらっきらのママが4か月の赤ちゃんとともにやってきました。
かつての私なら
『こんなメイクやネイルして育児するなんて・・・。
よくそんな時間があるなぁ。
赤ちゃんのことちゃんと見れてるのかな』
と考えて
問診はなんなら尋問のごとく聞き取り調査。
私のものさしで「ふさわしくない」とジャッジしていました。
態度や言葉は選んでいたとしても
これだとママはいい気分しません。
よっぽど困ったことがないと、相談したいとは思えないでしょう。
今はこんな風に考えます。
『育児していて時間がない中で、
それでもメイクやネイルはきれいにしたい方なんだなぁ。
そこは譲れないんだな。
そして、それをする時間を生み出して頑張っているんだな。
すごいなぁ。どんなふうにやりくりしているのかな?
どんな工夫をしているのかな?』
問診ではママのきれいなネイルをほめることもしながら
おむつ変えるときとかどうやってやってるの~?とか
お出かけする前の準備大変じゃない?とか聞きつつ
家族の協力体制に探りをいれたり。
頑張っていること、自分が好きだなぁ
いいなぁと思っていることを褒められると、誰でもうれしいですよね。
短時間でママとの信頼関係もできやすくて
「そういえば、こんなこと相談していいのかわからないんですけど~」
なんて、誰にも言えず困っていたことや
気になっていたことを聞いてくれるようになりました。
もちろん、メイクの時間が長すぎて
ネグレクトみたいな状態になっていたり
爪で赤ちゃんが傷ついていたり
スキンシップが図れないというなら注意もしますが
大体のママはそこら辺は器用にしっかりできているんですよね。
安全と安心が担保できていれば
その人らしさ、その親子らしさを尊重していく。
会のキャッチコピー
「その人らしさを大切に」
一緒に笑顔になる。
ママも赤ちゃんも支援者も
みんなが笑顔になれたら
毎日楽しく暮らせそうです!